映像とは何だろうか ― テレビ制作者の挑戦 (岩波新書)作者: 吉田直哉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/06/21メディア: 新書購入: 3人 クリック: 12回この商品を含むブログ (26件) を見る 今年は、中古ビデオ（50〜120円ぐらい）を沢山買った。ネット上…

黄色い涙 【通常版】 [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2007/10/03メディア: DVD購入: 2人 クリック: 60回この商品を含むブログ (88件) を見る 永島慎二も遠くなりにけりの今日この頃、人気アイドルグループ主演で映画化されてい…

ドミノ (角川文庫)作者: 恩田陸,sengajin出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2004/01/23メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 94回この商品を含むブログ (271件) を見る 376ページを一気読み。標題の如くドミノ倒しのリズムで読んでしまう。このギャグ感覚！恩…

「A」 マスコミが報道しなかったオウムの素顔 (角川文庫)作者: 森達也出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2002/01/25メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 140回この商品を含むブログ (110件) を見る ドキュメンタリーフィルムは、何年か前にレンタルビデオで見…

地下鉄に乗って (講談社文庫)作者: 浅田次郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/12/01メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 31回この商品を含むブログ (190件) を見る 吉川英治文学新人賞受賞、作者の出世作。巷間伝えられたような「必涙の物語」とは思えな…

高峰秀子の捨てられない荷物 (文春文庫)作者: 斎藤明美出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/03/07メディア: 文庫 クリック: 17回この商品を含むブログ (6件) を見る なんというか、これは一種の公開糾弾状というか、怨念の披瀝というか、凄まじい高峰秀子…

名匠・成瀬巳喜男の隠れた名作。大げさでなしに本当に感動した。田中絹代って「前略おふくろ」とか婆さんになってからしか見たことが無かった。わずかに「雨月物語」くらいか。しかし、こんなに良い俳優だったのか。素晴らしいです。香川京子もいいです。 「…

サンダースに電子辞書を買ってやるため豊田のEIDENへ。玄関にデロリアンが飾ってあった。親切なガードマンの兄ちゃんが説明してくれたところによると、車は本物で、ハイオクを入れてナンバーつけたら公道を走れるのだとか。こことUSJとトヨタ博物館にある３…

にんげん住所録作者: 高峰秀子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/07/16メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 先日テレビで「いつか読書する日」を見て感動した。ビデオで繰り返し見た。主人公を、その娘時代から見守り続け…

録り溜めた中からぼんやり見ていたので、「ニック・カサヴェテス？ジョン・カサヴェテスの息子か…」とか思ったが、酒飲んで見てるもんで、主人公の婆ちゃんがジーナ・ローランズだと気付かなかった。ましてこの爺ちゃんがジェームズ・ガーナーだなんて…。こ…

時の渚 (文春文庫)作者: 笹本稜平出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/04/07メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (22件) を見る 第18回サントリーミステリー大賞＆読者賞ダブル受賞作品にして、著者のデビュー作。 妻子を不幸な事件で失っ…

何を隠そう、私は元「少年ドラゴンズ」である。小６の春休みから高１まで中日新聞を配達していた関係で、そうなったのである。特典はＣＤマークの野球帽と外野席招待券10枚綴りであった。当時、田舎の店頭で売られていたのは読売のＹＧマークの野球帽だけっ…

作家の値うち作者: 福田和也出版社/メーカー: 飛鳥新社発売日: 2000/04メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (40件) を見る 「底意地の悪い森永卓郎」といった風貌の著者は、自慢話が多いし、背伸びしたオタク評論家とも見えなくもないが、…

新・檀流クッキング (集英社文庫)作者: 檀太郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 1983/06/25メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る 親父殿・檀一雄の「檀流クッキング」を継ぐ、この書にも紹介されているのが「心平粥」。生米カップ…

アーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫)作者: 森絵都出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/05/22メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 39回この商品を含むブログ (189件) を見る 私のような50過ぎのオッサンで、こういった題名の本には、抵抗感を抱…

されど修羅ゆく君は作者: 打海文三出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 1996/05メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る 先頃、惜しくも59歳で亡くなった打海文三の傑作。訃報では「ハードボイルド作家」と報じられていたが、少し違…

早朝、ラグビーワールドカップ準決勝イングランドVSフランスを見た。何と言う男臭さ、骨も砕くというタックル。イングランドのジョニー・ウィルキンソンのキックの美しい弧。 亀田親子もいっぺん、冷静に、こんな試合を見たらいい。スポーツとは、男とは考え…

吉本興業女マネージャー奮戦記「そんなアホな!」 (朝日文庫)作者: 大谷由里子出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 1999/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (7件) を見る 農協の余興大会で、のりおよしおの漫才を見た。往年の迫…

泪の旅人―ならず者出獄後記作者: たけもとのぶひろ出版社/メーカー: 明月堂発売日: 2001/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 滝田修も、すっかり過去の人になった。「パルチザン前史」を大学の大教室で見たのは、もう何年前だろうか。 著…

戦場の黄色いタンポポ (新潮文庫)作者: 橋田信介出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/10メディア: 文庫 クリック: 13回この商品を含むブログ (14件) を見る ミャンマーで射殺された映像ジャーナリスト長井健司さんも、この人と同じく「志」の人であったと思…

凶笑面 蓮丈那智フィールドファイル? (新潮文庫)作者: 北森鴻出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/01/29メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (107件) を見る 著者の民俗学の知識を駆使した連作ミステリー。蓮丈那智という主人公の…

在日魂 (講談社文庫)作者: 金村義明出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/12メディア: 文庫 クリック: 71回この商品を含むブログ (18件) を見る これは可もなし不可もなし。金村のタレント性と言うか、実力からすれば、もっとすばらしい著作が可能なのになあ…

ハルビン・カフェ (角川文庫)作者: 打海文三出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/07/23メディア: 文庫 クリック: 23回この商品を含むブログ (30件) を見る 大変な傑作を読み終えた。近未来の架空の都市の新興港湾都市・福井県海市を舞台に繰り広げられる…

それはまた別の話 (文春文庫)作者: 和田誠,三谷幸喜出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/02/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (19件) を見る 三谷幸喜と和田誠という粘着体質のふたりが持ち味を発揮してできた映画をめぐる…

ダーシェンカ (新潮文庫)作者: カレルチャペック,Karel Capek,伴田良輔出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1998/10/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 43回この商品を含むブログ (15件) を見る 文句無しに楽しい一冊。パラパラと手に取っているだけで、カレ…

阿川佐和子のワハハのハ (文春文庫)作者: 阿川佐和子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/04/08メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (5件) を見る 何か自分のマヌケぶりを書けば身辺エッセイになるというお手軽感が作者の持ち味なのだろう…

これからはあるくのだ作者: 角田光代出版社/メーカー: 理論社発売日: 2000/09メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (23件) を見る 基本的に著者は「出たがり」の人だなと思わせる。テレビにもよく露出するし。これも最初に読んでいたら、次は…

会いたかった人、曲者天国 (文春文庫)作者: 中野翠出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/09メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る ジョージ・オーウェル、チェルヌィシェフスキイ―、ココ・シャネル―、樋口一葉、左卜全、高校生Ａ…

星を喰った男―名脇役・潮健児が語る昭和映画史 (ハヤカワ文庫JA)作者: 唐沢俊一出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1996/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 97回この商品を含むブログ (24件) を見る あまりの面白さ、懐かしさにイッキ読み。僕自身は仮面ラ…

冥途のお客 夢か現か、現か夢か作者: 佐藤愛子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2004/09/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 「小説宝石」に連載されたエッセイをまとめたものです。内容は「私の遺言」「あの世の話」と重複する部分が多く…