2009-01-01から1年間の記事一覧

政治家二書

「田中真紀子」研究作者: 立花隆出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (8件) を見る斯界の先達、立花先生による真紀子粉砕の書。佐藤昭との相克、角栄秘書軍団との戦いなど読みどころ満載…

植草甚一という生き方

植草甚一スタイル (コロナ・ブックス (118))作者: コロナ・ブックス編集部出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2005/05/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (42件) を見るわれわれの若い頃ブームだった人。最近、又復活しつつある…

「暮しの手帖が撮り続けた、家族の食卓」より

この写真から年齢を想像するに、どう見ても60歳台以上に見るのが現代の眼。実はこの女性、昭和29年当時の44歳なのである。二人の夫に死別、5人の子供を抱えた未亡人Tさんのささやかな晩餐を暮しの手帖が記録した「ある日本人の暮し」という長期連載の初期の…

近代の東アジアイメージ展

思いがけず、会田誠の「美しい旗(戦争画RETURNS)」を見ることができた。年末を飾る出来事だ。日本と韓国の一対の少女像のイメージは、美しくひたむきで残酷だ。オタクの到達点である。学芸員の解説の時に行けば良かったかな…。 http://ja.wikipedia.org/wi…

真犯人を知って観る映画

ブラッド・ワーク [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2003/08/08メディア: DVD クリック: 7回この商品を含むブログ (19件) を見る以前、レンタルしてきて酔っ払って観たのを途中で思い出した。サスペンスなのに最初から犯人が分かって…

落語論の不可能性

落語の国からのぞいてみれば (講談社現代新書)作者: 堀井憲一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/06/17メディア: 新書購入: 3人 クリック: 57回この商品を含むブログ (57件) を見る落語論 (講談社現代新書)作者: 堀井憲一郎出版社/メーカー: 講談社発売…

ジス・イズ・ザ・ムービースター

ビデオで繰り返し観てきた本作もスクリーンならではの発見がある。加藤泰流ローアングルが見事。 ホリゾントの夕景をバックに錦之助のアップ。知り合ったばかりのお絹と太郎坊を峠の分かれ道で見送るアップから、一転、望遠レンズで仁義を切る錦之介の後姿か…

500円で映画の国へ

http://www.momat.go.jp/FC/yusyueiga/index.html 隣町の市民文化会館に出かけた。数年来の企画だそうで、不覚にも初めて知った。 シリーズ化された一連の作風からすると、第一作は、格調高かったんだなあ。カメラ、美術すべて見ごたえ充分。女優がみんな艶…

たまにはDVDでも見るか

上意討ち-拝領妻始末- [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2004/12/23メディア: DVD購入: 1人 クリック: 49回この商品を含むブログ (20件) を見る三船対仲代の死闘はここにもあったか。見ごたえあり。映画に愛をこめて アメリカの夜 特別版 [DVD]出版社/メー…

悪ノリ全開である。

とんでもねえ映画だ。淀川さんが生きていたら、タランティーノ殴られるぞ。安っぽいマカロニ・ウェスタン風のタイトルが格好良い。

堀井憲一郎とは?

青い空、白い雲、しゅーっという落語作者: 堀井憲一郎出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2009/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (17件) を見る面白いなあと読み終えてTVのスイッチを入れた。NHK新人演芸大賞だ。著者が審査員と…

お年寄りには親切にしよう!

B級ホラーの頂点。サム・ライミ節炸裂!「スパイダーマン」作って大人しくなったかと思いきや、この映画に仰天する。面白すぎる。やり過ぎと感ずるほど。トムの目玉が飛び出すようなトム&ジェリーの実写版作って欲しい!

縮んだ愛ほか

縮んだ愛作者: 佐川光晴出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/07メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (11件) を見る物語として楽しく読めるが、最後をミステリー仕立てにする必要があったのかどうか疑問。日々ごはん〈11〉作者: 高山なおみ…

[rakuten:book:12520951:detail] ボブ・ディラン自伝よりこちらの方が分かりやすいかなと。談志絶倒昭和落語家伝 [ 立川談志 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > エンターテインメント > 演芸 > 落語ショップ: 楽天ブックス価格: 2,808円家元の文章は、相変わ…

元気です

http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=8179 80年代は後退戦の時代だったって?社会人一年生だった。毎朝、掲載紙の束を担いで、上司のケツを追いかけた。喫茶店のテレビからドラマの主題歌が流れてきた。心に沁みた。拓郎をまともに聞いたのが、…

昭和ジャズ喫茶伝説作者: 平岡正明出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2005/10/01メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (20件) を見る相変わらずの悪文。語りはきっと聞かせるものがあったでしょうが、この人も亡くなりましたねえ。作曲家・武満…

その日のまえに作者: 重松清出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/08/05メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 61回この商品を含むブログ (199件) を見る小説を「リセット」「ジャンプ」と読みついで、本作を開くと点が辛くなるのはやむを得ないが、手練が…

ジャンプ (光文社文庫)作者: 佐藤正午出版社/メーカー: 光文社発売日: 2002/10/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (61件) を見る読後、無性に散歩がしたくなって、夜の散歩に出た。いい小説に出会うと、散歩がしたくなる。何年…

http://www.city.kariya.lg.jp/museum/exhibition_2009_iwasakichihiro.html ちひろ作品に寄せられた市民のメッセージがご紹介されている。目線が普通の人指向で新鮮だ。リセット (新潮文庫)作者: 北村薫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/06/28メディア:…

牛を屠る (シリーズ向う岸からの世界史)作者: 佐川光晴出版社/メーカー: 解放出版社発売日: 2009/07/10メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 13人 クリック: 615回この商品を含むブログ (36件) を見る大変な物語。一気に読んでしまった。家族芝居作者: 佐…

パート2のが面白い。ハンク・アザリアのギャグは爆笑。

選挙 [DVD]出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2007/12/22メディア: DVD購入: 5人 クリック: 274回この商品を含むブログ (98件) を見る地方選挙のドキュメントだが、本当にこのとおりの愚劣。南極日誌 [DVD]出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテイ…

私のマルクス作者: 佐藤優出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/12/10メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 59回この商品を含むブログ (60件) を見る疑獄の外務官僚の青春。80年代前半の同志社大学生運動の叙述。マラソン [DVD]出版社/メーカー: アミュー…

光とともに… (1)作者: 戸部けいこ出版社/メーカー: 秋田書店発売日: 2001/07/01メディア: コミック購入: 1人 クリック: 114回この商品を含むブログ (34件) を見る光とともに… (2)作者: 戸部けいこ出版社/メーカー: 秋田書店発売日: 2002/03/01メディア: コミ…

来年の最終編2編に向けての導入部のような内容。子供たちの成長もいよいよラストスパート。

一九七二年のレイニー・ラウ (小学館文庫)作者: 打海文三出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/10/07メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (8件) を見る「ここから遠く離れて」が興味深い。死後、その存在が知れ渡ってきた作者の実像を、文学観…

漫画の奥義 作り手からの漫画論 (光文社知恵の森文庫)作者: 手塚治虫,石子順出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/12/06メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (4件) を見る重要なインタビュー集だが、時期にばらつきがある。「火星探…

旭太郎のこと

本格ミステリの現在作者: 笠井潔出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 1997/09/01メディア: ハードカバー クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見る「直木賞作家」北村薫論(加納朋子)を参照する。あらいざらい本の話作者: 出久根達郎出版社/メーカー: …

戦後を読む―50冊のフィクション (岩波新書 新赤版 (393))作者: 佐高信出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1995/06/20メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見るレオ・バスカーリアの「はっぱのフレディ」を評して「あんなものは…」と片頬で冷笑する佐…

ひゃあ

漱石を売る (文春文庫)作者: 出久根達郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1995/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る再読である。読むたびに「ホンマかいな…」と思ってしまう。未読の向きは「雪」「人形」「芳一」「預かり物」「本のある光景…