2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「黒ひげ危機一髪」買う?

流星ワゴン (講談社文庫)作者: 重松清出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/02/15メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 198回この商品を含むブログ (504件) を見る切ない物語。ホンダのオデッセイが走る冥界の話。父と息子の物語。僕としては途中のつまらない…

拳拳服膺しております

[rakuten:book:11010398:detail] 坪内さんの新書とはうって変わって「役に立ちます」。何故括弧書きなのかというと、例えば読書は「趣味」か、と言うと違うだろうと。勿論仕事ではなかろう。「勉強」なら目標があるだろう。立ち止まってそう考えると、この本…

星ヒトッツ!

新書百冊 (新潮新書)作者: 坪内祐三出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/04/10メディア: 新書購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (38件) を見る正直言いましょう。…つまらなかった。題名に釣られて購入したが新書のガイドブックではありません。…

謎の昭和史 人間のミス

昭和史 七つの謎 (講談社文庫)作者: 保阪正康出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/01/15メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (15件) を見る 七つというのも恣意的な数字だし、全く新しい「謎」というのではないのでは。ただ番外編の「昭和天…

おのおの方、軽い読み物でござる

自分の過ごしてきた子供時代というのは、すでに歴史の中にあって、現代史のひとコマという感じである。自分の小学生時分には、明治生まれの年寄りたちもたくさんいたし「もうすぐ明治百年なのか…」とぼんやり思っていた記憶もある。 その前にあった江戸時代…

気持ちの良い物語ですな。こんな高校生活を一日でもおくりたかったとうらやましくなる話です。出来すぎの感もあるけど、この小説の悪口を述べることで何も生まれないだろうし、娘たちには自信をもって薦めるね。 雑音だって、お前を作ってるんだよ。雑音はう…

これが日本だ。わたしの国だ。

ナショナリズムの克服 (集英社新書)作者: 姜尚中,森巣博出版社/メーカー: 集英社発売日: 2002/11/15メディア: 新書購入: 1人 クリック: 32回この商品を含むブログ (54件) を見る 「朝生」で苦虫を噛み潰した表情で右派論者を糾弾する姜尚中教授が森巣博とい…

よい病院とはなにか―病むことと老いること (講談社文庫)作者: 関川夏央出版社/メーカー: 講談社発売日: 1995/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 初版発行日から15年。初出連載からすでに20年経ってもなお、この書の内容は考えさせられる。…

1968年 (ちくま新書)作者: スガ秀実出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/10/01メディア: 新書 クリック: 32回この商品を含むブログ (74件) を見る 一見、奇矯な主張に充ちた本書が「1968」から40年近くを経て書かれた現在、なぜか妙な説得力を持っている…

悪の読書術 (講談社現代新書)作者: 福田和也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/10/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (65件) を見る もちろん著者のいう「悪」とは一般的な意味ではなく「自らの無垢さ、善良さを前提とする甘…