論戦力 (祥伝社新書157)

論戦力 (祥伝社新書157)

 保守とは本来、国民の生活を保守する、つまり守ることに力を注ぐものだ。そこには優しさがなければならない。それが新自由主義の突風によっておかしくなった。保守と新自由主義は本来対立的なものである。
 野田(聖子)にも、小渕(優子)にも、小泉チルドレンと呼ばれる女性議員のような、脂ぎった毒々しさがない。人を蹴落としてでも、自分さえよければという卑しさがない。そして度胸と愛敬はある。

筆坂先生、いいこと言うなあ。この書で「国会中継」が楽しくなる。