ガロの時代を読む1〜5


ガロ的風景というべきものは、確実に自分の中に残っていて時折、ひょっくり顔を出すときがある。あがた森魚の「ガロが自分の感受性の半分ぐらいを支配していた」時代を僕も共有している。青森堂から送られて来るバックナンバーの包み紙のマジックで書かれた文字が南伸広(後の伸坊)のものだと気付いたのは、後年のことである。