3Dも違和感ないなあ


 さすがピクサー。文句無しに楽しめるというか、徹底的なリサーチを繰り返したであろうアニメ作品ではあるが。しかし、なおあふれる詩情に感動する。
 亡くなった妻は回想シーンにおいてあえて言葉を発しない。少女時代の妻の造形を冒険好きの無茶な女の子に設定することで。ゆえに冒険物語のカールをタフでパワフルな人物とするルーティンから逃れられる。見事だ。