おくりびと


日本的無常感を描いて、人間の臨終の平穏を描いて出色の映画。本木雅弘の映画人としての力量を見せつけられた。山形の風景の美しさ。人間の愚かさと優しさ。
今日、MOVIXではチケット販売員を選ばねばならないことに気づいた。真ん中の座席を希望したら、本日の販売員(オシマ某)は、機械的に真ん中に客を誘導したものとみえる。私の座った列のみ全員が座り、前列は一人も座っていない。私の両隣とも家族で映画鑑賞なのか、上映が始まっても会話を止めぬ。曰く左隣の母親(?)は「蛸は捨てちゃだめよね」とか「おかまだったんだ」とか。右隣の老夫婦は、菓子を食いながら、冒頭シーンから爆笑の限り。たまらず前列へ避難。私も存分に涙を流しながら鑑賞できた。