親父ギャグを聞く辛さ

納豆の快楽 (講談社文庫)

納豆の快楽 (講談社文庫)

 小泉教授の著書は何冊も読みました。題材は大変面白く、興味深い事ばかり。しかし、教授、文章がいけません!自分で言ったギャグに自分で受けてるピン芸人のようです。序章の部分、第一行目から「私の渾名は『味覚人飛行物体』。」と書き出す。旅から旅へ全国を飛び回る忙しい美食家という立場を親父ギャグではじめる。全編これ、自分で受ける親父ギャグ集を読まされる辛さ…。編集者も何とか言ってやれよ!