アクション映画の傑作になりますぜ

川の深さは (講談社文庫)

川の深さは (講談社文庫)

 映画になるといえば、こちらの方はアクション巨編としていいんじゃないでしょうか。ラスト近くの武装ヘリで女性を救出するシーンなんざ日本映画では実現できるかどうかだが。
 ただ「亡国のイージス」といいこれも、「憂国」の叙述が漢字ばっかりの演説調に流れるのが福井さんの好きになれんところかなあ。先任伍長も、この主人公の警備員も、侠気あふれる格好良さだけどなあ。