ロシアは今日も荒れ模様 (講談社文庫)

ロシアは今日も荒れ模様 (講談社文庫)

ゴルバチョフエリツィンに身近に接した著者の観察は、解説の袴田茂樹先生の折り紙付。
しかし傑作は、ショスタコービッチが「凶悪な汚れ便所」の糞尿の床の上でひっくり返る様を描いた「第一章酒を飲むにもほどがある」である。爆笑である。悲劇こそ喜劇という証明だ。