役者はつらいよ

渥美清の伝言

渥美清の伝言

これは意外と収穫でした。渥美が亡くなる前、NHKクローズアップ現代」で紹介されたシーン。

…船着場から移動する車に乗り込もうとした寅さんを待ち受けたファンの群れからひとり、白髪の男性が「先生、先生」と声をかける。でも、車のドアは無常に閉まって、手にしたサイン色紙とペンが行き場を失った。周囲から、「愛想がないね」という声が飛んだ。

にも言及されています。愛想もクソも重病人だったことを後に人々は知るわけですが。そうまでして俳優やるか?って思うな。NHKで第48作「男はつらいよ 寅次郎紅の花」見たが、渥美はただ立っているだけ。まるでロボットのような動きと表情。それでも物語が成立している不思議を感じました。
こういう俳優はもう出ませんねえ…。