あやし〜怪〜 宮部みゆき

あやし (角川文庫)

暑気払いに格好の短編集。多作ゆえにこの人は出来不出来が結構ある。「レベル７」なんかコケオドシかよっていうものから「火車」「模倣犯」のような世紀の傑作と思われるものまで。「とり残されて」という短編集は失敗作のような妙に心に残るそんな作品まで。
私は面白いものはページの下部を折り返しておくので、この中では「布団部屋」「女の首」「時雨鬼」など。