香り高い文芸作品でした。場内には夏休みに親と訪れた子供たちが多かったが、釈然としない感想を抱いたでしょう。子供には少し難しい作品。海の男のダンディズム、旧制高校教養主義、高度成長の曙光、若々しい昭和の追憶がスクリーンから迫ってきました。日本はあの時代からやり直せばいいのです。★★★★