最近面白かった本など

おさがしの本は

★★図書館のレファレンス係を主人公にしたミステリー。優れた地方公務員物語としても、地方議会の仕組みの物語としても大変面白くかつユニーク。

差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100)

★★★何気なく読み始め、端座して読み終えた。著者ふたりに関心はなくとも一読すべき、誰が？みんなが。野中の底深さ、幅の広さに感じ入る。引き出し役辛は素晴らしい。

駕篭に乗る人担ぐ人―自民党裏面史に学ぶ (集英社文庫)

★★旧著であるが、巻おくあたわざる書。天才田中角栄を垣間見る。田中の功罪と再評価は現今の日本にも大きな課題。

古本綺譚 (平凡社ライブラリー)

★出久根節が見られない。いや面白いのだが、他の著書が面白すぎるのか。

若者殺しの時代 (講談社現代新書)

★★★優れた社会批評。軽いタッチで描く重すぎる日本の現実。

ブント私史―青春の凝縮された生の日々 ともに闘った友人たちへ

★★★久しぶり(10年以上か)に書肆UNITAに「突入」して買った新刊書。というより旧著の増補改訂版。知人の通夜の会場近くで求めた書。感慨深し。