労作です

ひとたばの手紙から 戦火を見つめた俳人たち (角川ソフィア文庫)

ひとたばの手紙から 戦火を見つめた俳人たち (角川ソフィア文庫)

 現代俳句協会会長。自己の戦争体験を踏まえ、戦争と俳句、俳人たちの歴史を検証した労作。戦火想望俳句と新興俳句。翼賛体制下の文学報国会とホトトギスなど教示を頂きました。
 著者は、テレビなどで拝見しても、俳句のお偉方特有の独善的な物言いを注意深く避けておられるようで、好感が持てますなあ。一度僕も俳句雑誌の投稿欄で選んでいただいたことがあった。

 白靴の父の無頼の昭和かな 含羞亭