負けるのは美しく

負けるのは美しく

ここ数年モノマネやらCM、朝のテレビ小説やら人気の著者。「誠実」が背広を着て歩いているといった印象のままの穏やかかつ正直なエッセイ集。娘さんを癌で喪った最終章は哀切だが乾いた文体で、身に迫る。